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いよいよ23日からからくりフェスティバル開幕!
いよいよ明日がからくりフェスティバルの初日。
展示会場も作品だと思ってより良くなるように
ギリギリまで頑張っております。
そして、できました!
完成しました!!!オートマタの父、ピーター・マーキーさんのペーパーからくりの近衛兵を拡大して作りました。
身長2m40cm!イギリスのオートマタコーナーに設置します。
“CABARET MECHANICAL THEATRE SOLDIER WITH NODDING HEAD”
BY PETER MARKEY
明日は浜田市世界こども美術館でみなさまのご来場を心よりお待ちしております。
からくりフェスティバル設営中
からくりフェスティバルの設営もいよいよ大詰め。
楽しい感じになってきました!
からくりフェスティバルの会場
こちらが23日から始まる『からくりフェスティバル』の舞台となる
浜田市世界こども美術館(島根)です。
http://hamada-kodomo.art.coocan.jp/
僕たちは今日から会場の準備のため、浜田に滞在します。
展覧会の初日と次の日(23日と24日)は会場にいますので、
見かけたらお気軽に声をかけてください。
みなさまのご来場を心よりお待ちしております。
展示ケースのからくり
展示用のオートマタは一点ずつケースに入っています。
このケースは手前のハンドルを回すことで発電して作品が動くようになっています。
自転車のライトが点灯する仕組みをイメージしていただくと分かりやすいと思います。
ハンドルをゆっくり回すと、発電される電気の量が少ないので、作品はゆっくり動きます。
ハンドルを速く回すと、作品は速く動きます。
ときどき「壊してはいけないから」とすごくゆっくり回してくださる方がいらっしゃいます。
あまりにゆっくりだと発電量が足りず作品が動かない場合があります。
ハンドルを回してみて、「あれ、動かない!?」と思われたときには
少し速めにハンドルを回してみてください。
もしそれでも動かないときは、故障かもしれません。
スタッフの方までお声をかけていただけると、とても助かります。
ぜひ、展示ケースのハンドルをくるくる回して
オートマタを存分にお楽しみください!
からくりフェスティバルを開催します!
イギリスの巨匠たちによるオートマタやぼくの作品を
実際に動かして遊べる展覧会です。ぜひご来場くださいませ。
『からくりフェスティバル』
2013年11月23日(土)ー2014年1月13日(月)
浜田市世界こども美術館(島根県)
「オートマタ(Automata)」とは、西洋のからくり人形のことを意味します。
18〜19世紀にかけてヨーロッパで作られた機械人形や自動人形のことを連想する方も
多いかもしれません。今回紹介する作品群は、20世紀後半にイギリスで登場した
現代オートマタです。歯車などの仕組みを意図的に見せる作りになっており、
ハンドルを手で回して動かすのが特徴。シンプルな仕組みで動き、ユーモア表現を
重視して作られています。
本展では、現在活躍中のオートマタ作家・原田和明氏の作品や、イギリスの
オートマタ作品、さらにはペーパーオートマタなど約90点の作品を紹介します。
ほとんどの作品は実際にハンドルを回して楽しんでいただくことができます。
ハンドルを回すと何かが起こる!その全容を美術館でお確かめください。
■関連イベント■
ギャラリートークとからくりオルガンの演奏
11月23日(祝) 11:00〜11:30【展示室】
原田和明さんの作品についてのお話や
タンバリンや動くかざりのついたからくりオルガンの演奏を
楽しんでいただくことができます。
参加者と一緒に演奏できるコーナーもある様子。
ぜひ、お出かけください。
※申し込みは必要ありません。どなたでも見学いただけますが、観覧料が必要です。
ワークショップ
紙を使って羽ばたくオートマタを作ろう
1月13日(祝) 13:00〜16:00 1階【創作室】
原田さんの指導で、紙を使った作品作りに挑戦しよう!
どんな動きのある作品が誕生するかな?
指導/原田和明(オートマタ作家)
参加費/500円 定員/8名
対象/小学生以上(小学生は保護者と一緒にご参加ください)
※11月23日(祝)から電話で申込を開始します。定員になり次第締め切ります。
観覧料
●一般 300円(200円)
●高校生・大学生 200円(100円)
●小学生・中学生 100円(50円)
※()内は20名以上の団体料金
交通案内
●JR山陰本線、浜田駅下車
●浜田駅より、島根県立大学行きバスにて「こども美術館前」下車
●浜田自動車道、浜田I.Cより車で10分
●しまね海洋館「アクアス」より車で20分
浜田市世界こども美術館
〒697-0016 島根県浜田市野原町859-1
TEL 0855-23-8451
FAX 0855-23-8452
http://hamada-kodomo.art.coocan.jp/
展示作品のメンテナンス
来月23日から浜田市世界こども美術館で開催されるオートマタ展『からくりフェスティバル』の準備をしています。
展示ケースは手動発電式になっていて、手前のハンドルを回すと発電し、
その電気でもう一つのモーターが回り、
それが作品とチェーンでつながっていて作品が動く仕組みになっています。
直接作品に触れられるようにすると、たちまちのうちに作品が壊れてしまうので用意したこのケース、
これで安心かと思いきや、実はそうでもありませんでした。
なんと、こどもたちの(ときどき大人も!)ハンドル早回し遊びという事態が発生。
作品そっちのけで、とにかく早くハンドルを回してみたくなる人が予想以上に続出し、
作品やケースの故障が頻発したのです。
何度が修理を繰り返すうちに、故障しにくい展示ケース内のモーターや歯車の組み合わせが分かってきました。
それで、今は全作品をチェックしながら、展示ケース内の歯車等を交換していく作業をしています。
とはいえ、いくら故障しにくく作っても、壊そうと思えば壊れる繊細なものなので、
それぞれの作品にあった丁度いい速さでハンドルを回して楽しんでもらえたらなぁと思います。
チーズ泥棒を1点販売します。
ネズミがカマンベールチーズを盗んで、
自分の隠れ家に向かって疾走しているところを
イメージして作りました。
【今回の制作数】 1点
【サイズ】幅11×奥行7×高さ24cm
【材料】ブラックウォルナット サクラ シナノキ その他
ネコパンチを1点販売します。
ネコが招いて招いて、ときどきパンチをしてくる
『ネコパンチ』を1点販売します。
W10×D10×H36cm
2011年にNHKで放映されたこちらの番組で
ネコパンチを作る様子が紹介されています。
>>『ドキュメント20min. 幸せつくる木のおもちゃ』
栗ができました。
先日、僕が木彫りした栗におめぐが色を塗ってくれました。
ご覧ください、この見事な出来映えを!
さて、この栗が次回作でどのように使われるか
どうぞお楽しみに〜。
友人夫妻と過ごした休日
3連休中、特別な予定はなく、普段通りおめぐと工房で仕事をしていたら
乾燥機の大手企業、木原製作所の木原夫妻がウチの庭でとれたイチジクを
ドライフルーツに加工して持ってきてくれました。見た目も綺麗だし、味もとてもおいしかったです。
卓球をして、昼ごはんを食べて、それからテントに移動して・・・
チェスの対局。いつになく張りつめた空気。
対局の終盤、木原さんに追いつめられ絶体絶命のピンチ。勝利を確信して笑いをこらえきれない木原さんと、苦笑するしかない僕。
しかし、ここで木原さん痛恨のミス。まさかの引き分けに持ち込まれタオルで汗(涙?)を拭う木原さんと大喜びする僕。
ふふふ、最後に笑う者が最もよく笑うのだ。と言っても引き分けですが。
これで通算成績は2勝2敗1分けとなり、決着は次回に持ち越されたのでした。
ジャンゴ・ラインハルト人形の制作 4
うん、男前!
おめぐ曰く、細い線を筆でひくときのコツは
「息をとめる」だそうです。
ジャンゴ・ラインハルト人形の制作 3
ジャンゴ人形におめぐが色を塗っています。
下地や絵の具を、丁寧に何度も塗り重ねています。
ジャンゴ・ラインハルト人形の制作 2
ジャンゴ人形の部品が揃ってきました。
さて、顔はどんな感じにしようかなぁ。
nakabanさんとの共同制作
敬愛する画家のnakabanさんとの共同制作プロジェクトが本格的に始動しました。
一緒にオートマタを作り、おはなしを考え、そして発表する予定です。
こちらは、nakaban作『ツバメ男』。さて、この何やらあやしいツバメ男がどんな動きをするのか、どうぞお楽しみに。
nakaban
http://www.nakaban.com/
ジャンゴ・ラインハルト人形の制作 1
ジャンゴ人形の人形を作り始めました。
接着剤や両面テープでペタペタ貼って作ったプロトタイプを採寸して図面にします。
庭でキャンプしています。
今日、庭にたてたテントに泊まってみることにしました。
ランタンに火を灯して、テントを外からみると
暗闇にテントが浮かび上がりなんとも幻想的な光景。
その中では楽しくビールを飲んでおります。
坂 紘一郎さんのイヌカラクリ
どうやってオリジナルのオートマタを作るか!?
それには自分の好きなものごとをモチーフにするのが一番の近道だと思います。
いいお手本なのが、イヌカラクリの坂 紘一郎さん。
可愛らしい作品の数々。犬好きのみなさん、必見です。
『世界のアートな木の玩具展』のカタログに
北アルプス展望美術館で開催された『世界のアートな木の玩具展』のカタログで、
東京造形大学の春日明夫教授により紹介していただきました。
とても嬉しいことを書いてくださっています。ぜひご覧くださいませ。
■日本の現代オートマタ作家
日本にもオートマタやからくり玩具作家はいます。
日本のオートマタ界の第一人者であった西田明夫は、残念ながら2009年2月に他界しています。
それまでの間、日本のオートマタ界を牽引してきた功績は大きいものがあります。
西田の作品の特徴は、遊び心を生かしたオシャレな感覚です。
また、そのキャラクターが無国籍的であることです。
そのため何処の国に行っても通用するデザイン性があります。
さらに、西田作品の多くにはオルゴールが使用されています。
ハンドルを回転させると、ユーモラスな動きに加えてステキな音色が楽しめることです。
西田は、生前中に多くの若手作家を育てたり、影響を与えたりしました。
その中の一人に原田和明がいます。
現在、原田は西田亡き後の後継者的な役割を担いながら、意欲的に活動しています。
原田のオートマタ作品は、初期は西田のように優しさや暖かさを感じながらも、
ユーモア溢れるオシャレな作品が多くありました。
しかし、最近では可愛さや優しさというよりは、むしろ実験的なオートマタに挑戦しています。
例えば、モチーフのキャラクターが優雅に動くというよりは、キャラクターそのものが無く、
機械仕掛けのような装置を楽しむような作品、しかもそこには驚くようなユーモアやブラックが隠されている、
いわば哲学的な作品も制作しています。
さらに、イギリスのオートマタ作家や国内の作家の作品を展示する企画・運営も行い、
オートマタの素晴らしさを意欲的に広めています。本展では原田の初期作品や代表作も展覧できます。