世界のオートマタ情報
マット・スミスさんの新作 『Warhol’s Cat』
マット・スミスさんの新作『Warhol’s Cat(ウォーホールの猫)』が公開されました。
アンディ・ウォーホールが作品のモチーフにしたことで有名な
キャンベルスープの缶詰をネコが舌なめずりしながら、爪で開けようとします。
仕組みがかなり複雑かつ美しいです。
腕、手首、目玉、しっぽなどの精巧な動きはこちらの動画でご覧いただけます。
動画 >> 『Warhol’s Cat(ウォーホールの猫)』
作品についての詳細はマットさんのホームページをご覧くださいませ。
>> Fourteen Balls Toy
価格は699ポンド+送料。お届けは今年の6月になるそうです。
ご購入についてのお問い合わせは、マットさんか僕までご連絡ください。
swing_42@yahoo.co.jp
原田和明
マットさんの新作のご案内です。
マット師匠の新作「AN AUTOMATON’S LOT(オートマタの運命)」が完成しました。
こちらのガイコツ、来る日も来る日も同じことばかりすることにすっかり飽きて
作者にもっと面白いことをさせてよ、と期待しつつ自分のメカニズムを破壊しております。
詳細はこちら>>マットさんのホームページ
頭がガクガクなるところが笑えます。価格は199ポンド(=約35000円)。
おそらくすぐに売り切れてしまうと思います。
ご購入希望の方には、懇切丁寧に購入方法をお伝えいたしますので
まずは僕までご連絡くださいませ。
swing_42@yahoo.co.jp
原田和明
坂 紘一郎さんのイヌカラクリ
どうやってオリジナルのオートマタを作るか!?
それには自分の好きなものごとをモチーフにするのが一番の近道だと思います。
いいお手本なのが、イヌカラクリの坂 紘一郎さん。
可愛らしい作品の数々。犬好きのみなさん、必見です。
ピーター・マーキー『スペインのお祝い』
イギリスのギャラリーに注文していた
ピーター・マーキーさんの作品が届きました。
僕の最も好きな作家の一人です。
『鳥のいるカヌー』ロバート・レース
そしてこちらは『鳥のいるカヌー』。ロバート・レース作。
『散歩』ロバート・レース
たった今、イギリスからロバート・レースさんの作品が2点届きました。こちらは『散歩』。やっぱりいいなぁ。もちろんからくりワンダーランドで展示します。
オートマタ映像の撮影2
撮影二日目。
「イカルス」 キース・ニューステッド
撮影:原田めぐみ
オートマタ映像の撮影
メグが撮影してくれた動画を編集中。
からくりワンダーランドでは、一部の動かせない作品については
映像で動きが分かるようにしたいと思っています。
FISH by Matt Smith
撮影:原田めぐみ
ポール・スプーナーさんのイラスト
ポール・スプーナーさんにいただいた直筆のイラストを額装することにしました。
からくりワンダーランド出展作家
ピーター・マーキー / Peter Markey 1930年生まれ。スォンジ・アート・カレッジで絵画を学び、中学校の美術教員を25年間勤める。長年ファルマスで生徒たちにオートマタの制作を勧め,「ファルマスのオートマタの父」とも呼ばれる。1980年に退職、オートマタや絵画の創作に専念する。シンプルなデザインと明るい色彩が特徴。様々な手法で波の動きを再現したシリーズで知られる。 |
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ロン・フラー / Ron Fuller 1936年生まれ。プリマスとファルマスの美術大学を卒業後、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートで舞台美術を学ぶ。教職を経て1972年から木のおもちゃ作家となる。世界中の創作玩具や民族芸術から影響を受け、オートマタの他にも、ドールハウスや動物や乗り物のおもちゃなども作ってきた。代表作に『ライオン使い』、『羊の毛刈り』など。 |
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トニー・マン / Tony Mann ロンドン芸術大学で工業デザインを学び1951年に卒業。ロンドンやトロントで20年以上デザイナーとして働いた後、1974年から木のおもちゃ制作を始め、オートマタも作るようになる。初期には南米やインド、日本の郷土玩具の明るい色彩やシンプルな造形に影響を受けた。廃材や古い機械の部品、印刷物などを作品に取り込むスタイルを確立した。 |
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ポール・スプーナー / Paul Spooner 1948年、ランカシャーのプレストン生まれ。幼い頃から機械に興味を持つ。ウェールズのカーディフ芸術大学で美術とデザインを学び、機械仕掛けの彫刻を制作する。教師や運送ドライバーなどを経て、1981年にオートマタを作り始める。彫刻と仕組とユーモア感覚が高い次元で融合した名作を次々と生み出し、現代オートマタ界を代表する存在となる。 |
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マット・スミス / Matt Smith 1965年、レスターシャー州レスター生まれ。ファルマス芸術大学を中退し、木のアクセサリーを制作していた。1980年からオートマタを作り始め、1986年にポール・スプーナーと共にThe Fourteen Balls Toy Co.を結成。世界中のオートマタファンの注目を集めてきた。近年は主に博物館からの依頼で大掛かりな作品を制作している。 |
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キース・ニューステッド / Keith Newstead 1956年生まれ。エセックス大学でグラフィックデザインを学ぶ。フィンランドでは新聞配達、ロンドンでは10年間、バイク便ドライバーとジュエリー作家をしていた。オートマタ作家についてのテレビ番組を見たことがきっかけで、オートマタを作りはじめる。薄い金属板や針金を効果的に使い、細部まで綿密に作り込まれた作品を数多く発表している。 |
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カルロス・ザパタ / Carlos Zapata 1963年、南米コロンビア生まれ。英国コーンウォール州在住。ロンドン・ギルドホール大学で陶芸を学ぶ。1990年代後半から独学でオートマタ制作を始める。多くの作品は祖国コロンビアやイギリスでの生活体験から着想を得ている。生き生きとした色彩とあふれる情感が特色で、政治や社会、環境問題をテーマにした作品も手がけている。 |
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ロバート・レース / Robert Race 1943年生まれ。理科の教師や教員センターの運営を経て、1978年からドールハウスやミニチュア家具を作り始め、次第に動くおもちゃやオートマタの制作に移行する。ヨーロッパや南米、アジアを旅行し、各国の伝統的な動くおもちゃに強い影響を受ける。流木や廃材を巧みに活用し、シンプルな仕掛けからウイットに富んだ動きを導きだすのが特色。 |
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ニール・ハーディー / Neil Hardy 1979年から13年間、ロンドンやケンブリッジ、エディンバラで建築家として働く。その期間に、ものが動く仕組みに関心を深め、子供の頃に好きだったイラストをモチーフにシンプルな作品を作り始める。1988年、ロンドンでオートマタの展示を見て、ユーモアや高い技術、仕組のデザインに魅了される。1992年にオートマタ作家として独立した。 |
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中村開己 / Haruki Nakamura 1967年富山県に生まれる。27才の頃「ペーパークラフトの技法百科」という本を見てペーパークラフトに目覚める。その後2、3年おきに作ったり作らなかったりを繰り返し、2000年頃本格的に作品の制作を始める。「人を楽しませる」というコンセプトで、紙を使ったからくり仕掛けの作品を作っている。『紙のからくりカミカラ』など著書多数。 |
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ウォルター・ルフラー / Walter Ruffler 1949年、ドイツ生まれ。フランクフルトで哲学と神学、マインツでドイツ語と政治学を学ぶ。1978年から25年間、ブレーメンで職業訓練校の教師として機械の製図などを教える。2006年よりグラフィックデザイナー。ティンゲリーの動く彫刻やイギリスのオートマタ作品に刺激を受けて、ペーパー・オートマタをデザインするようになった。 |
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原田和明 / Kazuaki Harada 1974年山口県光市生まれ。山口大学人文学部卒業。2002年、広島で会社勤めをしていたとき、西田明夫著『AUTOMATA/動くおもちゃ 』を読み、オートマタ制作を始める。2005年に会社を退職。翌年、渡英。 ファルマス大学大学院・現代工芸コースに通いながら、マット・スミスの工房で腕を磨く。2008年、山口市に工房『二象舎』を設立。 |
谷合コレクション1
マット・スミス『FISH』
敬愛する師匠の作品。
2匹の魚がヒレをパタパタ上下させながら、同時に正面を向いたり、
回れ右をします。ダイビングが趣味のマットさんならではの逸品です。
こちらの作品は東京にお住まいのオートマタコレクター、谷合さんから
『からくりワンダーランド』のためにお借りしました。
今回、谷合さんには、貴重なコレクションの中から
選びに選んで10作品を貸していただきます。
谷合さん、本当にありがとうございました。
おかげさまで、ますます充実した展覧会になります。
そして、みなさま『からくりワンダーランド』をどうぞお楽しみに!
フランスから届いた作品5
ロン・フラー『羊の逆襲』
羊に髪の毛を刈られるのを必死によけようとするものの、
最後はよけきれず、首をはねられてします。
これまたイギリスらしい。
とても有名な作品でどうしても『からくりワンダーランド』で
展示したかったので、手に入って嬉しいです。
フランスから届いた作品4
トニー・マン『アイロンレディー』奥さんが旦那にアイロンがけをしてます。なんともイギリスらしい作品。
フランスから届いた作品3
トニー・マン『ENGLAND'S GLORY』
輸送中に大事なパーツがはずれてしまったようなので、今から修理です。
フランスから届いた作品2
トニー・マン『INSIGHT』
フランスから届いた作品1
トニー・マン作『1+2=3』。素晴らしい。
Hells Kitchen
ポール・スプーナーさんの初期の代表作『Hells Kitchen』の動画。
圧巻です!!!
ペンギン爆弾
中村開己さんといえば、こちらもおすすめです。
中村開己さんのウェブサイトはこちら。
カミカラ