日記
World Wood Day 2015に参加します。
今年はトルコで開催される、木をテーマにした国際的なイベント「World Wood Day 2015」に
招待されて、3月中旬から2週間トルコに滞在してワークショップをすることになっています。
こちらがWorld Wood Dayの公式サイト。
http://www.worldwoodday.org/2015/
どのような体験が待っているのか、楽しみです。
歯車をつくるときには
木で歯車を作りたい方におすすめのサイト。
数値を入力するだけで、歯車の図面ができあがるというなんとも親切なサイトです。
こちら→Gear template generator
歯車の本を読むと、いろいろややこしい計算式がでてきてますが、
オートマタに使う木の平歯車には、そこまでの精密さは要求されません。
ご自分で歯車を設計したい場合は、このページに載っているような事柄を
押さえておけば、あとはパソコンやコンパス&定規で製図できるはずです。
http://www.nmri.go.jp/eng/khirata/design/ch06/ch06_02.html
デジタルものづくり講座を受講しました。
山口市主催の実践・ものづくり筋強化プログラム(別名IoT Creators )に参加しました。
会場はYCAM。講師はファブラボ鎌倉の加藤先生と渡辺先生。
デジタル工作機器を使って5日間で、赤外線でコントロールできるロボットカーを作りました。
最終日は二人一組でこれまでの成果を発表する日。
コンビを組むことになった大学生の山崎くんと私、原田が対談形式でこのワークショップを振り返り
その内容をこちらのサイトに公開しましたので、どうぞご覧くださいませ。
この1ケ月で作った家具など その1
自宅横の倉庫を改装してカフェギャラリー『オートマトン』をオープンしたのが2012年の春。
大規模なオートマタ展の準備のために、わずか半年でお店を休業。
展示が終わったら再開するつもりだったのに、荷物が増えすぎてお店がもとの倉庫に戻ってしまいました。
その後も展示の仕事が続き、さらに荷物も増えて
だんだん自分でもここをまたお店に戻すのは難しそうだなぁと思い始めていたのですが
この夏に予定していた展示の話がなくなり、その準備をしなくてもよくなったので
「よし、それではオートマトン再開に向けてもう一度この倉庫をお店にしよう!」と決めました。
それから1ケ月。大掃除をしたり、収納するための家具や
展示に必要な什器を作ってきました。
家具は作ったことなかったし、自分で作れるとも思っていなかったけど
やってみると意外とできるものですね。
ようやく荷物も片付いてきて、カフェギャラリーの雰囲気が戻ってきました。
新生オートマトンはイベント時のみの営業。最初のイベントは
7月1日〜7日にオートマタの展示をしますのでどうぞよろしくお願いします。
(営業時間12:00〜20:00)
それでは、ここ最近作ってきたものをご紹介いたします。
展示に使うパネル。
パネルにペンキを塗ったところ。
レトロ調の本棚にもペンキを塗ってスッキリさせました。
折りたたみ椅子を収納するための箱。
ウチにあった材料でテーブルを作ることにしました。
この後、脚を塗装して完成。
展示用の荷物を収納するため、地下室に大きな台車やコロ付きの棚をあわせて7つ作りました。
地下室に下りる階段の上に、小さな倉庫を作っているところ。先ずは床。
次に壁。
キャビネットを作りました。
オートマトン再開にむけて、什器や収納家具を作っているうちに
勢いがついて母屋で使う家具まで作りはじめてしまいました。
今日作ったのは、おめぐが仕事部屋で使うキャビネット。
DIYだと部屋にぴったりなサイズで作れるのがいいですね。
パワーオブラブのマイナーチェンジ
あともう少しで完成という段階で
「ハートはもっと大きいほうが重そうでいいよね」と思ったのでハートを作り変えることにしました。
完成したら二象舎オンラインショップで1点販売します。
GREEN HILLさんのチェスボード
工房Green Hillの原田忠征さんに特注したチェスボードを受け取りに行ってきました。
ご覧の通り、素晴らしい出来映え!!
市販のチェスボードは、合板やMDFにシールのような薄い木材を
市松模様に貼ったものがほとんどですが、
これは14mmもの厚みがあるメープルとブラックウォルナットの天然木を使い、
オイル仕上げで作ってくださっています。
見た目にも、ずっしりとした重みにも上質さを感じます。
このクオリティからは考えられないような価格で作っていただき、感謝感激です。
ずっと大切に使っていこうと思います。
原田さん、ありがとうございました!
もし、どなたか他にも欲しいという方がいらっしゃいましたら
お気軽に僕へご連絡ください。>>コンタクトフォーム
Green Hillさんのウェブサイト
http://www.green-hill.jp/
オートマタを作ってみたい人へ その2
◯着色
何で塗るのも自由ですが、アクリル絵具が使われることが多いようです。
木にアクリル絵具で塗る場合、トールペイントの本が参考になるかと思います。
◯アイデア
オリジナル作品に挑戦するなら、自分の好きなものをオートマタにするのがいいと思います。
犬好きで犬のオートマタを専門に作っている、イヌカラクリさんがいい例です。
「車」でも「歴史」でも何でもありです。
僕の場合は「言葉」や「音楽」から着想することが多いかなぁ。
例えば、馬で何か作ってみようと思ったら
・馬が颯爽と走っている
・ペガサスにしてみる
・馬がウマそうに人参を食べる
・馬が喧嘩している(ウマがあわない)
・馬と鹿がバカバカしい踊りをする
などなどいろいろ考えられると思います。
あとはイラストを描くのが好きだったら
自分の描いたキャラクターを動かしてみるのもいいでしょう。
◯発表する
出来たものはどんどん周囲の人に見せて感想を聞きましょう。
ある程度作品が増えるとグループ展に参加したり、個展を開くのもいいと思います。
人に見せるとなると、手を抜けなくなるので、作品の質が一気にあがります。
それでは、レッツ エンジョイ!
オートマタを作ってみたい人へ その1
オートマタを作ってみたい人へ
僕からちょっとしたアドバイスです。
◯本
西田明夫著『摩訶不思議図鑑』には作例の図面や必要な道具など
オートマタ制作に必要な事柄が網羅されています。必携。
◯道具
電動工具はとりあえず糸ノコとボール盤(卓上ドリル)があれば作れます。
値段は糸ノコは2〜3万、ボール盤は1万円以内くらいのもので十分だと思います。
糸ノコの台の角度は可変のほうがオススメです。
振動が気になる場合は、糸ノコ用の防振マットを用意するといいでしょう。
糸ノコ専用台があればベストです。
本格的に作るとなると、製材するための機械が必要になってきますが、
これらはサイズも音も大きい上、粉塵がすごいので制作環境を選びます。
◯木材
最初はホームセンターにある材料でオッケーです。
大きなホームセンターには、銘木コーナーがあるところもあります。
◯何を作るか
最初は西田さんの本の作例を作ってみると
一通りのことが分かっていいかなぁと思います。(僕がそうでした。)
その後は、さらに西田作品を作ってみてもいいし、
他の作家の作品を参考にして作ってみるのもいいと思います。
でも自分で考えたアイデアが形になって動いたときの楽しさは
格別なのでぜひ挑戦してもらいたいです。
◯仕組み
図書館の機械工学のコーナーや小学生向けの工作コーナーで
役に立ちそうな本が見つかると思います。
こういう風に動かしたいとイメージがはっきりしている場合は、
それと同じような動きをする機械やおもちゃを観察したり分解するのが近道です。
(つづく・・・)
感動のフィナーレ
オリンピックと同時開催した僕の個展もとうとう昨日が閉会式。
会期中、2度も大雪に見舞われるというほろ苦いアクシデントにも関わらず
たくさんの方々に楽しんでいただけてとても嬉しかったです。
僕なりの恩返しができた気がします。
国民のみなさま、どうもありがとう!
オートマタ用の箱ができました。
オートマタを入れる箱を箱屋さんに作ってもらいました。
週末から始まる東京個展での販売分からこの箱になります。
これまでとこれから 原田和明オートマタ展
2014年2月8日(土)ー2月25日(火) 在廊日:8・9日
12:00〜20:00 (水曜定休)
toy cafe TOIQUE
http://www.toique.com/
〒110-0005
東京都台東区上野5-9-20 2k540
AKI-OKA ARTISAN M-4
※どなた様でも無料でご入場いただけます。
※展示期間中のカフェ営業はございません。
最近見た変な夢の話
ときどき変な夢を見ます。
最近見た中で特に印象に残っているものを2つご紹介いたします。
『ネクタイ』
怪しい男が幼いこどもを3人連れて、ネクタイの訪問販売にきました。
僕が「こどもにこんなことさせるな!」と怒鳴ったら、
男だけ一目散に走り去っていきました。
以下、こどもと僕のやりとり。
こども「ありがとうございます。本当はこんなことしたくなかったんです。」
僕「ぜんぜん、いいよ。これから3人で力を合わせて頑張ってね。
特にお兄ちゃんはしっかりしないとね。」
こども「はい!」
僕「で、これからどうするん?」
こども「ぼくたち、帰るところがなくなったから、ここで一緒に暮らしたい。」
僕「!!!!!!!!!(そ、それはちょっと・・・)」
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『フンドシ』
なぜか小さなフンドシだけはいて、大勢の観客の前で
コンテンポラリーダンスを踊ることになっていました。
「この格好は恥ずかしすぎる」と嫌がる僕に、スタッフの人が
「今からメイクすると、誰だか分からなくなるから」と
なだめてくれて、メイクが終りました。まさかのナチュラルメイク!
「これってほとんど素顔じゃん!」と文句を言うのですが、
「ニューヨークからお招きした振り付け師をお待たせしているので
早くそちらに向かってください。」と言われ、慌てて移動しました。
振り付け師「喜びを全身で表現してみて」
僕「こんな感じですか?」
振り付け師「・・・ぜんぜんダメ。喜びっていうのは、こうだろっ!!!」
ここで振り付け師のすごいダンスが始まり、思わず吹き出してしまった
自分の笑い声で目が覚めました。
展示作品のメンテナンス
来月23日から浜田市世界こども美術館で開催されるオートマタ展『からくりフェスティバル』の準備をしています。
展示ケースは手動発電式になっていて、手前のハンドルを回すと発電し、
その電気でもう一つのモーターが回り、
それが作品とチェーンでつながっていて作品が動く仕組みになっています。
直接作品に触れられるようにすると、たちまちのうちに作品が壊れてしまうので用意したこのケース、
これで安心かと思いきや、実はそうでもありませんでした。
なんと、こどもたちの(ときどき大人も!)ハンドル早回し遊びという事態が発生。
作品そっちのけで、とにかく早くハンドルを回してみたくなる人が予想以上に続出し、
作品やケースの故障が頻発したのです。
何度が修理を繰り返すうちに、故障しにくい展示ケース内のモーターや歯車の組み合わせが分かってきました。
それで、今は全作品をチェックしながら、展示ケース内の歯車等を交換していく作業をしています。
とはいえ、いくら故障しにくく作っても、壊そうと思えば壊れる繊細なものなので、
それぞれの作品にあった丁度いい速さでハンドルを回して楽しんでもらえたらなぁと思います。
栗ができました。
先日、僕が木彫りした栗におめぐが色を塗ってくれました。
ご覧ください、この見事な出来映えを!
さて、この栗が次回作でどのように使われるか
どうぞお楽しみに〜。
友人夫妻と過ごした休日
3連休中、特別な予定はなく、普段通りおめぐと工房で仕事をしていたら
乾燥機の大手企業、木原製作所の木原夫妻がウチの庭でとれたイチジクを
ドライフルーツに加工して持ってきてくれました。見た目も綺麗だし、味もとてもおいしかったです。
卓球をして、昼ごはんを食べて、それからテントに移動して・・・
チェスの対局。いつになく張りつめた空気。
対局の終盤、木原さんに追いつめられ絶体絶命のピンチ。勝利を確信して笑いをこらえきれない木原さんと、苦笑するしかない僕。
しかし、ここで木原さん痛恨のミス。まさかの引き分けに持ち込まれタオルで汗(涙?)を拭う木原さんと大喜びする僕。
ふふふ、最後に笑う者が最もよく笑うのだ。と言っても引き分けですが。
これで通算成績は2勝2敗1分けとなり、決着は次回に持ち越されたのでした。
ジャンゴ・ラインハルト人形の制作 4
うん、男前!
おめぐ曰く、細い線を筆でひくときのコツは
「息をとめる」だそうです。
ジャンゴ・ラインハルト人形の制作 3
ジャンゴ人形におめぐが色を塗っています。
下地や絵の具を、丁寧に何度も塗り重ねています。
ジャンゴ・ラインハルト人形の制作 2
ジャンゴ人形の部品が揃ってきました。
さて、顔はどんな感じにしようかなぁ。