日記

愉快なロンドン

電車の中で英語の勉強をするつもりでしたが、
車窓から見える風景があまりにもきれいだったので、(←言い訳)
すぐにipodのイヤホンをはずして、
外を眺めたり、寝たりしながらロンドンへ。
定刻通り展覧会会場に着くと、まだ大勢の人が
準備で忙しそうにしていたので、
手伝わされたら面倒だな~と思い (←オイオイ)
まず晩ご飯を済ますことに決め、近くのレストランへ。
ベトナム風カレー、2500円。
さすがロンドン、高い・・・
日本だとサラダ、デザート、コーヒーまで
付いて当然なのに、と心の中でボヤきながら
カレーを口に運んでいると、話相手もいないので、
あっと言う間に無くなってしまいました。
時計を見ると、ほとんど時間が経っていない・・・
仕方がないので、スターバックスでさらに時間を潰し、
定刻より一時間過ぎの7時に会場に入りました。
もうすでにたくさんの来場者で混雑した状態でしたが、
会場に入るとすぐに、CMTの創始者、スーさんが
気付いてくれて、僕の作品のところまで案内してくれました。
立派なケースに入っていて、大感激。
誰かと話をしているときにも、
自分の作品の前に人が立つと、反応が気になって、
ついつい横目でチラっと確認してしまいます。
ニコっと笑ってくれる人や、
カメラやビデオで撮影してくれる人、
そうかと思うと
フーン、と表情を変えない人や
さらには素通りしていくヤツも。(笑)
自分の作品の近くにいると、
そんな反応に一喜一憂してしまい、落ち着かないので、
他の作品をじっくり見て回ることにしました。
オートマタの歴史を作ってきた作家達の作品には
パッと見てこれはあの人の作品だ、と分かる個性があります。
音楽や絵など、他のジャンルには、かなり好き嫌いがある僕ですが、
今回展示されていたオートマタに関しては、素直にどれも好きでした。
特に、「オートマタ界の生きる伝説」と(僕に)呼ばれる、
ポール・スプーナーさんのこれまで知らなかった初期の作品が
見れたのは大きな収穫でした。
「大作家たちと話す」という、今回内覧会に行った
一番の目的も果たすことができました。
ものづくりで名を成した人にありがちな
気難しかったり、威張った雰囲気など全くなく、
自然体で気さくな方ばかりだったので、話しやすかったです。
次の日は、Sharmankaを見に、念願の二階建てバスに乗り、
電車に乗り換え、Croydonへ。残念ながら休館日でした。(泣)
帰りの電車まで、まだ時間があり、他に行きたいところも
無かったので、またCMT展を見に行きました。
完成まであと少しのところで、中止になってしまったという、
オートマタのテーマパーク、‘The Ride of Life’
についてのドキュメンタリーを見ました。
やっぱりロンドンに来て良かった、と余韻に浸りながら
駅のホームに向かっていると、
何と、あのポール・スプーナーさんと一緒になりました。
幸運なことに、同じ電車だったんです!
色々と楽しいお話が伺えて、旅の最高の締めくくりとなりました。
↓展覧会の写真をWebにアップして下さっている方がいます。
http://www.flickr.com/photos/pixelsumo/sets/72157600051009045/

2007-04-08 | Posted in 日記